2017年4月1日土曜日

ベーシック

雪も緩くなったきた!って毎年言ってるはずが今期はなんと本日も山間部は雪!
JUSTのスタッフのユージはグリーンシーズン到来なのだがゴルフ場のキャンセルでがっかりしてます。

ザクザクの雪で練習するとなぜ上手になるか?
って聞かれたんですけどその話をちょっとします。

普段はピステも硬くミルで作っていただいてますからスキー板の性能で少々ポジションが悪くても、膝の向きが悪くてもターンしていきます。
それはスキー板のサイドカーブ、スキー板のエッジのおかげでターンしている状態です。
でも雪が悪くなってくるとスキーエッジは雪に噛みにくくなってきますし、スキーのサイドカーブは緩い雪のせいでどんどん潜ってしまいます。
そこで、どのようにスキーいたの性能を緩い雪で出していくかなんですけど
スキー板はなぜターンをするのか?ですよね。
それは簡単な事です。撓ませればいいんです。
スキー板をたわませる作業を乗りて行う事です。 
そんな事は知ってる〜!っていうと思いますけど、ジュニア選手や中々成績の上がらない選手に多い傾向ですけど膝を内側に倒す動作が多いように思います。
写真上は膝が内側に入り角付けを多くしてスキー板をたわませようとする意思を感じると思います。
この状態ですと雪が緩くなってきますとスキーエッジは中々効かない状態になります。
この状態で加圧していくと雪はずれていきます、そしてアルペンスキーをする上で一番ロスになるスキー板の撓みが無くなってくるんです。この写真の状況のピステであればターンはします、どんな格好で無エッジは雪を噛んでいきますから。
でも加速の要素は全くないでしょう!加速するにはスキー板のたわみが必須ですから。
写真下は股関節からスキー板まで真っ直ぐ伸びていますのでスキー板は撓んできます。
撓んだスキー板は緩い雪でも圧雪した硬い雪でもしっかりターンできます。

どんなピステでもスキーができるのはスキー板をコントロールをするんです、エッジでスキーターンするんじゃないんです。これはオンシーズン中でも変わらない事です。スキー板はエッジでターンするんじゃなくていたの撓みでターンするんです。
写真をみてどっちがスキー板が撓むと思います?
わからない方は自転車で考えて下さい。
上り坂を自転車で上がる時、立ち漕ぎしたことありませんか?
ペダルを漕ぐ時に決して膝を左右どちらかに曲がっていませんよね
ペダルに対して真っ直ぐに踏み込むことをしてると思います。
それが一番骨格上力が入し体重を乗せる事ができるからです。
自転車もスキーもストレッチして力を加えるということで考えれば足で踏み込むって事は一緒だとわかると思います。

スキー板に対してターン前半から上から乗り込む事が出来ればカービングする事もグライディングする事も自由自在です。
ミスしてもリカバリーが早い段階で処理できますがターンインの時からエッジ任せのスキーターンをしていくと弧が大きくなりライン取りにもよりますが、ポールの下部で無駄なエッジングをして失速し次のターゲットに対して動く時間が少なく、膝で返すターンの連続になりスキー板の加速要素の無いただ山の斜度を降りてくる滑りになってしまいます。

アルペンスキーに於ける板を撓ます重要性とある程度の足の使い方を簡単に書きましたが
ご理解して頂いたら幸いです。

なので!!この時期のベーシックトレーニングが重要なのです。
ごまかしのきかない雪でいかにスキーを撓ませてターンしていくかです!

体のポジション
力を入れる角度
早く動く動作の方向
スキーがどのように動くかなんてこの時期最高にわかりますよ!

速く滑りたければこの時期に練習です!


最近のゴルフはシャフトの撓みで飛距離を出すらしいです。
撓んだシャフトが戻った時にインパクトが一番パワーが出る!
しっかり撓ませて戻す動作ですね!
なので体にあったシャフト探しから始まるみたいですよ。

道具を使ってスポーツをするのは道具を理解しないと上手にはならないって事ですね!

そんなスタッフのユージはシャフトを眺めながら電話片手にオープンしているゴルフ場を探してます 笑!